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あの国歌は演歌に似ている?マニアが語る国歌の魅力について

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photo credit: Five Flags via photopin (license)

こんにちは、TRiPORTライターの新田浩之です。さて今回は「国歌」を通じて、新たな学びや交流の仕方について考えたいと思います。国歌はオリンピックなどの世界大会では必ず流れますが、普段から意識をしている人は少ないと思います。しかし、じつは国歌を学ぶと本当に楽しいのです。自称「国歌マニア」である私が、あなたの知らない国歌の世界をご案内します。

国歌を通じて文化を学ぶ

国歌は国を象徴する歌です。メロディーや歌詞をじっくりと観察すると、その国の新たな一面が見られるかもしれません。そこで今回は例として、エチオピアの国歌を紹介したいと思います。

エチオピアは一時期を除いて、アフリカで植民地化されていない数少ない国なのです。しかし、エチオピアの国歌は過去2回も変わっています。1曲目はハイレ・セラシエ皇帝のエチオピア帝国時代。2曲目はメンギスツ社会主義政権の時代です。現在の3曲目は社会主義政権崩壊後に制定されました。

さて、改めてエチオピアの国歌を聞いてみると、どこかで耳にしたような感覚になるはず。それもそのはず、この国歌のメロディーは演歌と関連性があるのです。エチオピアでは演歌が非常に人気です。「何でアフリカのエチオピアで演歌が流行るのか」と、不思議に思う人も多いでしょう。一説によると、朝鮮戦争に参加したエチオピア兵がラジオで演歌を聴き大感激し、そのまま母国に持ち帰ったと言われています。その結果、国歌以外でも、エチオピアで作られた歌は演歌と似たようなものが多くなったのです。

このように、国歌は時の政権によって変わり、メロディーも含めてその国の文化が少なからず含まれるのです。それぞれの国歌を聞く度に、多くの要素が詰まっているのに驚くことも珍しくありません。

Photo credit: Masa Yoshimura「Mongolia

国歌を使って友達を作ろう

少し堅い内容の話をしましたが、国歌をうまく使うと様々な人々と友達になれます。私が大学院生の頃、関西で海外留学生とのパーティーがありました。その際、モンゴルから来た学生と一緒の席になったときの出来事です。彼は寡黙なほうで、なかなかみんなと話そうとしませんでした。そこで、私は「モンゴルの国歌、メロディーなら歌えますよ」と言い、モンゴル国歌を歌いました。すると、彼は驚きながらも笑顔で、私の歌うメロディーに合わせてモンゴル語で国歌を歌ってくれたのです。それがきっかけで話が弾み、仲を深めて友人になれました。旅行先でも似たようなケースに出くわしたことがあります。国歌は私にとって、友達作りの「きっかけ」を与えてくれる大切なツールなのです。これから訪れる国の国歌のメロディーが少しでも歌えれば、大ウケ間違いないです。

国歌の安全注意書

今では、YOUTUBEや専門のサイトで様々な国歌を聞くことができます。その中にはソビエト連邦(構成共和国も含めて)やナチスドイツの国歌も含まれています。そのような前政権の国歌は趣味として家の中で楽しむ分には構いませんが、外では歌わないほうがよいでしょう。過去、政治的に弾圧された家族にとっては「苦痛の歌」でしかないはずです。また、民族対立が起きている国でも注意が必要です。うっかり、敵対している国の国歌を歌うと、そこに住んでいる人々を傷つけることも。「メリハリをつける」。これが国歌を楽しむコツだと思います。

最後に

私は国歌好きが高じて、メロディーだけなら30~40カ国の国歌は歌えます。次の目標は各言語で歌詞付きで歌えるようになりことです。もちろん、国歌は国の「象徴」ですから、しっかりと尊重しなければなりません。その心を忘れず、YOUTUBEなどでお気に入りの国歌を探してみてはいかがでしょうか。そこから、新たな旅行先が決まるかもしれません。

【街中で見かけた】1日2回、時間が止まる1分間の意味

(ライター: 新田浩之)
Photo by: Five Flags via photopin (license)

関連旅行記はこちら

*Masa Yoshimura「Mongolia
*Misaki Tachibana「混沌の真骨頂 エチオピア – アルバミンチでお祭り騒ぎ -

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