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病児保育ってなに? ドラマもスタートで注目度アップ

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子どもを産んでも働き続ける女性が増えている昨今、話題になっているのが「病児保育」。一部の自治体が助成をはじめたり、ドラマ化もされたりと、ニュースで取り上げられる日も増えてきた。では、なぜ「病児保育」が注目されているのか、病児保育の事情と自治体の取り組みを紹介しよう。
子どもの体温が37.5度を超えると、保育園を利用できない

「病児保育って、最近よく聞くかも……」。働いているママ・パパにとっては馴染みのある言葉でも、そうでないとあまり聞き慣れない人も多いはず。恥ずかしながら筆者も、子どもを保育園に預けるようになってはじめてこの言葉を知った。

そもそも保育園は、健康な子どもを預かることを前提にしており、体温が37.5度以上あると預かってもらえない。しかし、幼い子どもはよく熱を出すもの。しかも大人と違い、一度体調を崩すとなかなか安定せず、3日〜4日続けて休まざるを得ないことも(保育園に預けた1年目などは特に)。必然的に有休が足りなくなってしまう、子どもの面倒を見つつ、夜中に仕事をするので今度は親が体調を崩してしまうこともある(実話)。目の前の子どもは苦しんでいる、仕事に穴はあけられない、夫は相変わらず多忙。この三重苦を筆者は「ワーママ(ワーキングマザー)のもっとも近くにある地獄」と呼んでいる。

近所に祖父母や親戚などが暮らしていれば面倒を見てもらうこともできるが、地方出身者であれば難しいし、筆者宅のように祖母もフルタイム勤務、もしくは高齢で体力的に厳しい家庭もあるだろう。また、生計を1人で担っているひとり親であれば、なおのこと仕事を休めず、状況はさらに厳しさを増す。こんなときに頼れるのが「病児保育」と「病後児保育」だ。

※病後児とは、病気の回復期にあるものの、まだ集団生活が難しい状態のこと病児保育には施設型と訪問型の2つが。助成をはじめた自治体も

病児保育と病後児保育では、子どもが病気(一部の感染症は除く)でも預かってもらえたりケアをしてもらえるサービスで、大きくわけて施設型と派遣型がある。

施設型は病院や保育園などに併設されていることが多く、医療体制としては安心という半面、慣れない環境や事前登録をしていないと利用できない、予約がとりにくい、数が少なく自宅から遠くて利用しにくいなどの難点がある。一方で、近年、首都圏や関西、名古屋などの都市部で増えてきたのが派遣型で、慣れている自宅で、シッターさんがマンツーマンで子どもを見てくれるのだが、こちらも予め登録が必要で、費用が割高という側面がある。

最近では、こうした派遣型の病児保育利用者に対して、独自の助成金を出す自治体も増えてきた。今春から病児保育利用料の一部助成をはじめた文京区に、導入の背景を聞いた。

「文京区では、区内2カ所の施設で病児保育を行っていましたが、近年は利用者が増加し、利用日によっては受け入れられない日も出てきました。また、利用しにくいエリアに在住の方もいて、課題となっていました。この課題を解消すべく、この4月より派遣型の病児保育の利用料の半額を助成することとなりました」(文京区男女協働子育て支援部子育て支援課の担当者)

ちなみに、サービス事業者に利用料金を支払ったあと、助成金を申請する仕組みのため、利用状況の把握はこれからとなるが、「今まで全額自費で病児保育を利用していたが、少しでも経済的な負担が軽減されるのは助かる」という声が寄せられているという。こうした病児保育を利用した場合の助成は、文京区だけでなく千代田区や渋谷区、北区などでも開始している。働く母親の一人として、認可保育園などの整備とともに、病児保育の整備や助成制度がより充実していくことを願ってやまない。●参考
文京区の訪問型病児・病後児保育利用料助成制度
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/07/07/93544/

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