ABCマートに東京労働局が苦言 「指導を繰り返しても是正しなかった」「1~2年の話ではない」

access_time create folder生活・趣味
ABCマートに東京労働局が苦言 「指導を繰り返しても是正しなかった」「1~2年の話ではない」

7月2日、全国展開する靴の販売チェーン「ABCマート」が従業員に違法な長時間労働をさせていたとして、労働基準法違反の疑いで書類送検された。

テレビ東京は同日放送の「ワールドビジネスサテライト」で、東京労働局・過重労働撲滅特別対策班、通称「過特(かとく)」への単独インタビューを敢行した。その中で東京労働局の樋口雄一監督課長は、送検の背景を次のように説明した。

「指導を繰り返しても、なかなか是正に至らない。1~2年(の話)ではなく一定の長期間、時間外労働を行わせていた。特に月100時間を超える長時間労働を問題視した」

「過特(かとく)」初の送検案件に

書類送検されたのは運営会社「エービーシー・マート」と51歳の労務担当の役員、それに東京・池袋と原宿の店舗の責任者。去年4月から5月にかけて、2つの店舗の従業員4人に対し、1ヵ月に100時間前後の時間外労働をさせた疑いによる。

ABCマートは16年連続で最高益を更新しているが、その一方で再三にわたる指導にも改善が見られず悪質なことから、今回の摘発となった。樋口課長は手口をこう明かす。

「本来バックヤードにいるような従業員も店舗に出し、全体として時間外労働させていて悪質。本来、人を増やせば対応できたにもかかわらず、限られた人数で時間外労働を強いたことが問題だった」

会社は「多大なご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」としたうえで、「現在はこのような問題が生じない体制を確立しています」とのコメントを書面で発表している。

このニュースにはツイッター上に「ABCマートってブラックだったのか…」「幻滅しました。もう買わない」という驚きや批判の声があがった。若者が大多数の購買層と見られるABCマートには手痛いイメージダウンであり、さらに人手不足に陥るおそれもある。

なお「かとく」は、ブラック企業対策のため今年4月に発足したばかりの組織。今回のABCの案件は初めて書類送検したものとなる。今後も長時間労働を是正するため、全国の企業への指導を強化する方針だという。(ライター:okei)

あわせてよみたい:キャリコネで「ABCマート」の口コミを検索

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. ABCマートに東京労働局が苦言 「指導を繰り返しても是正しなかった」「1~2年の話ではない」
access_time create folder生活・趣味
local_offer
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。