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水あめでヒゲを固めた芸術家が教える「天才のなり方」

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Photo credit: Nalumi Uchiyama「ダリ劇場美術館(Teatre-Museu Salvador Dalí)inフィゲラス

ブエナス タルデス! TRiPORTライターの内山成美です。
晴れの日でも雨の日でも、時間さえあれば美術館へ足しげく通う筆者ですが、それほど好きになったきっかけは、スペインのダリ美術館でした。それまでの美術館のイメージは「小奇麗な絵画がおしゃれな額に収められ、規則正しく壁に並べられている」というもので、筆者にとっては眠くなる空間でした。しかしダリ美術館は、そのイメージとはまるで違い、まさに「芸術は爆発だ(by岡本太郎)」というような目の覚める空間だったのです!

パンだらけの壁

まずこの美術館、外側からもうすでに面白いんです。建物の上には卵が乗っていたり、金色の人が台に乗ってバンザイしているオブジェがあります。そして壁は赤色に黄土色っぽいドット柄…、ではなくこれ、「パン」なんです! 「外観だけでこんなに楽しい美術館がかつてあっただろうか…」と、衝撃を受けました。もし中に入る時間がないとしても、外観だけを見に行く価値が十分にあると思います。

摩訶不思議な作品

Photo credit: Nalumi Uchiyama「ダリ劇場美術館(Teatre-Museu Salvador Dalí)inフィゲラス

芸術というと、理解不能なモノも多く、頭の中には「?」が浮かび、そこで終わってしまうものもあると思います。ダリの作品にも、不思議な組み合わせで理解ができないものもありました。しかし、なぜかそれが「面白い」と感じるのです。一つ一つのモチーフが馴染みのあるものだったり、色味豊かな色使いなせいか、ダリの作品の面白さは子どもでも興味が湧く魅了があると思います。奇抜な発想なのになぜか惹かれ「これはなんだろう?」と前のめりで見てしまう、その要素こそがダリ人気の秘密なのかもしれません。

自信も作品の一部

Photo credit: Nalumi Uchiyama「ダリ劇場美術館(Teatre-Museu Salvador Dalí)inフィゲラス

ダリは生前、象に乗って凱旋門を訪れたり、リーゼントヘアと称してフランスパンを頭につけて取材陣の前に登場するなど、様々な伝説があります。今日でも上向きにはねた特徴的な髭は誰もが知っているほど有名で、見開いた目の顔写真はきっと一度は見たことがあるでしょう。ちなみに、口ひげの形は水あめで固めていたそうな…。ダリ自身もダリの作品だったのですね。

そんな彼は作品だけではなく、名言も多く残しています。その中の一つに「天才になるには天才のふりをすればいい」というものがあります。というわけで皆さん、髭を水あめで固め、目を見開いて世の中を見てみてはいかがでしょうか? いつもと違った風景が思わぬひらめきを呼び、天才の一員になれるかもしれません!

ダリ劇場美術館の公式サイトはこちら

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(ライター:内山成美
Photo by: inyucho Dalí Museum in Figueres via Flicrk (license)

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*Nalumi Uchiyama「ダリ劇場美術館(Teatre-Museu Salvador Dalí)inフィゲラス
*Tomoyasu Ishii「【500キロ徒歩】サンチャゴ巡礼の旅(前編)
*Holger Krumm「Alcudia

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