ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

チョコレートのう胞で卵巣破裂も!?

DATE:
  • ガジェット通信を≫


チョコレートのう胞というちょっと変わった病名を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。最近若い女性に増えている子宮内膜症が原因となる、卵巣腫瘍の一種で、大きくなると卵巣が破裂したり、悪性化したりすることもあるとか。どんな病気なのか、イーク丸の内・表参道の婦人科医・堀出由里医師にお聞きしました。

「卵巣の中に血液が溜まっていく病気です。卵巣の中で子宮内膜細胞の増殖と組織のはがれ落ちが毎月繰り返されると、卵巣内にどんどん血液が溜まってしまいます。血液が古くなるとチョコレート色に見えることから、チョコレートのう胞と呼ばれているんです」

子宮内膜細胞は、通常子宮の中で増殖し、生理の時に排出されるということを繰り返しますが、子宮内膜症では、子宮内膜細胞が子宮以外の場所で増殖してしまうそう。

「特に、腹膜や卵巣にできることが多いですが、卵巣内だけではなく、その周辺にも内膜症組織が増殖・出血し、炎症を起こして癒着を生じることがあります。その結果、痛みを感じることもあります」

生理痛がひどくなったり、生理時やそれ以外の時にも排便痛や性交痛を感じたりすることもあるそうですが、特に自覚症状が無い方もいるそうです。また、チョコレートのう胞が不妊の原因になっていることもあるとか。では治療方法は?

「チョコレートのう胞が大きくなってしまって、破裂を起こして激痛を感じ救急車で病院に運ばれる方もいます。そうなると手術するしかなくなりますが、そこまでのう胞が大きくなければ、生理を一時的に止めるような薬やピルを使ったり、妊娠・出産を経験することでのう胞が小さくなることもあります」

そもそも子宮内膜症は生理に依存した病気なので、生理が止まるとよくなるとのこと。最近、出産を経験しない人が増えたり、出産年齢があがったりしていて、生理の回数が多くなるために子宮内膜症が増えているといわれています。

予防法しては、20~30代で、まだ妊娠・出産の予定が無い場合には、ピルを服用するとリスクを減らせる可能性があるそう。毎月生理が重いことや生理痛に悩んでいる場合には、一度低用量ピルの服用を検討してみてもよいかもしれません。

(相馬由子)
(R25編集部)

チョコレートのう胞で卵巣破裂も!?はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

関連記事リンク(外部サイト)

10~20代に多い卵巣のう腫とは?
卵巣年齢の老化は食い止められる?
子宮筋腫 20代に増加の理由とは
低用量ピル がん予防になる場合も
性交痛は病気のサイン?

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
R25の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP