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「学歴フィルター」は存在する!早慶とMARCHにある大きな差

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学生側には横暴に映るが、企業にも企業の都合がある

就職活動のシーズンがやってきました。今年は経団連の申し合わせで活動の時期が従来から3~4カ月繰り下がったことで、この時期が就活の実質的なピークとなり、学生たちは企業の説明会に出席するため、エントリーシートの作成に多忙な日々を過ごしています。

しかし、そんな就活生を悩ませている問題があります。俗に「学歴フィルター」と呼ばれている大学のランク付けの存在です。在籍大学により、企業側が説明会の日程を調整したり、ひどい場合はエントリーシートの受付すらしない場合があります。学生側にすれば横暴に映るかもしれませんが、企業にも企業の都合があります。

在籍大学でフィルターを掛けるのは今に始まったことではない

最近はインターネットの発達で、このような「学歴フィルター」を掛けることが可能になり、企業側の思惑で採用学生を絞り込むようになっています。在籍大学によってフィルターを掛けていたのは今に始まったことではなく、国立大学出身者には企業側から段ボール箱いっぱいになるほど会社案内が送られてきたり、先輩社員が後輩学生をリクルートしていた時代もあったといいます。

旧帝大系の国立大学と早稲田・慶応は別格扱いだったのは、当時では暗黙の了解事項でした。続いて東京六大学、関西四大学、地方国立・公立大学と序列化されていて、どうしても入社したい企業に採用してもらおうと学生も積極的にアタックをかけます。そんな中、ゆとり世代が大学生となった今、採用側の序列化は国立・公立大学、早稲田・慶応、MARCH、関西四大学と変化しているようです。

企業の置かれている実情も決して楽ではない

ここ数年、センター試験の成績が入学試験に加味されるようになりましたが、私立大学の場合、附属校・私立校からの推薦、入試科目だけに絞った学習のみで大学に進学している例が大半を占めます。従って学生の質が低下していることは否めず、学生側も在籍大学の評価が自分の本当の力量だと勘違いして企業に応募する節もあります。また、最近の学生は良い意味でも悪い意味でも例外はあるとして、何事にも淡泊です。

一方、採用側に視点を向けてみると、景気の良い時期とは異なり、企業の置かれている実情も楽ではありません。採用したからといって長続きするとも限らず、内定を出しても就職してくれる保証はありません。学生が企業をどのようにランク付けして応募してくるかも予想できないため、とにかく採用に慎重にならざるを得ません。

そのため、企業の将来を託す人材の採用は早慶以上の大学、採用定員を満たす無難なMARCHに絞り、中堅どころの企業は最初からMARCH狙いといった「学歴フィルター」を掛けざるを得ないと予想されます。これが、「学歴フィルター」における早慶とMARCHの大きな差になって現在の就職活動に表れています。

(栢原 義則/進学塾塾長)

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