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「正しいウォーキング」が腰痛を招く理由

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「正しいウォーキング」が腰痛を招く理由

 マッサージをしても、整体に通っても、ストレッチをしても、何を試してもいっこうに良くならない、辛い腰痛。なかには慢性化してしまって、「うまく付き合っていくしかない」と、治療を諦めてしまっている人もいるのではないだろうか。

 「病院でよくならなかった人のための整体院」として誕生した川井筋系帯療法治療センターで、20年以上腰痛患者の治療にあたる川井太郎さんは、著書『腰痛が治るのはどっち?』(学研パブリッシング/刊)で、腰痛に効果があるとされている生活習慣や運動が、実は症状を悪化させるリスクがあることを指摘している。

■腰痛になった時、まず行くべきは病院か整体か?
 腰痛の治療において、大前提となるのは「自分の腰痛の原因を知ること」だ。
 おそらくほとんどの人はこのことをわかっているはずだが、インターネットで様々な情報が手に入る今、それらの情報に基づいて自己診断した結果、症状を悪化させることも多い。
 最も怖いのは、「腰痛=筋肉や骨格の問題」という思い込みから、内臓系の病気を見逃してしまうことだ。割合としては少ないが、内臓疾患や感染症、がんなどが原因で腰痛が出ることもある。これを踏まえて、腰痛が出たからといって無条件に整体やマッサージを受けにいくのではなく、まず病院に行ってその腰痛の原因を特定すべきだということは再確認しておきたい。

■「正しいウォーキングのフォーム」が腰痛をひきよせる
 運動不足による筋力低下を心配して、時間を見つけては運動をしようとウォーキングに努める人は多いだろう。
 その際にインターネットや書籍で調べるのが「正しいウォーキングのフォーム」なのだが、これはどこで調べても似通っていて「腕をしっかり振って、歩幅は広くとって、かかとから接地する」というものだ。
 確かに、この歩き方は運動量が大きく、筋肉をつけたりダイエットをするためには適している。しかし「腰への負担」という観点からみると、実はまずい歩き方なのだ。
 歩幅を広くとると、片足で体重を支える時間が長くなって股関節に負担がかかるのに加え、骨盤がゆがみやすく、接地した時の衝撃も大きい。また、腕を大きく振ることで上半身の揺れが大きくなり、それを受け止める腰にはさらに負担がかかる。運動量を増やしたいばかりに実践すると、効果が出る前に腰痛を発症してしまうリスクは認識しておくべきだろう。
 腰痛の不安を抱える人に適した歩き方は、これと基本的には逆になる。腕は軽く振り、歩幅は小さく、かかとを軽く後ろに上げてから踏み出すのが理想だ。股関節をあまり動かさず、骨盤を安定させたまま歩くことを意識すると、上半身の揺れが少なくなり、腰への負担は減るという。

■「腰痛になるのは腰が弱いから」は本当?
 また、腰痛についての「常識」の一つに「腰痛が出るのは腰が弱いから」というものがある。これを鵜呑みにすると、前述の「内臓系の病気」を別にしても、まちがった対処法をしてしまうことがあるので注意が必要だ。
「腰が弱いから腰痛になる」のであれば、筋力トレーニングで筋肉をつければ腰痛は改善するということになる。実際に整形外科などでは腰痛への対応として筋力トレーニングを勧められることも多いが、実は「筋トレ」は腰痛への効果は薄いどころか悪化させることもあるという。
 川井さんによると、腰痛の根本原因は、筋力の弱さでも、骨の細さでもなく、骨盤や背骨が不自然な位置に常態化してしまう「体のゆがみ」にある。
 この「体のゆがみ」を正すためには「筋トレ」のように筋肉に力を込める運動ではなく、力を抜いて「筋肉をゆるめる」ことが必要なのだ。

 では、「筋肉をゆるめる」にはどうしたらいいのか?また、腰痛に悪い生活習慣とはどのようなものなのか?
いずれについても、本書では詳しく解説されている。病院を転々としたり、腰痛にいいとされていることをあれこれ試しても良くならないという人は、現状を変えるためにも一読してみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)


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