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ブレイキング・ベンジャミン 活動再開後初の新作が米ビルボード・アルバム・チャート1位に、注目の新星トリ・ケリーは2位初登場

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 ブレイキング・ベンジャミンの5thアルバム『ダーク・ビフォー・ドーン』が、14万枚を獲得して初のNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 2002年のデビューから、これまで4枚のアルバムをリリースし、大出世作の3rdアルバム『フォビア』では、ロック・チャートでは首位獲得となったが、総合では惜しくも2位止まりに。さらに4th『ディア・アゴニー』では、競合に押されて4位と後退してしまったが、それらの作品がチャート云々ではなく、評価の高い作品だっただけに、本作では続けて高セールスをマークし、初の首位獲得となった。

 激しいメンバーの入れ替わりに、一時期は解散説が浮上するものの、本作ではリード・ボーカルのベンジャミン・バーンリー以外、全て新メンバーとして結成し直された後の初の作品となる。そういった経緯から、ファンの間では音楽性の移行などが心配されたが、ベンジャミンと新メンバーとの相性も良く、前、前々作の良いところが活かされた、ブレイキング流オルタナティヴ・ロックが、違和感なく楽しめる作品に仕上がっている。

 続いて、2位にはトリ・ケリーの実質上のデビュー作となる、『アンブレイカブル・スマイル』が初登場。2012年にEP盤『ハンドメイド・ソングス』でデビューし、翌年にリリースした『フォワード』が16位と大健闘。その人気を格付けるものとなったが、これまでの作品はEP盤のみだった。アコースティック・ギターのテクニックやアメリカン・オールディーズ風のファッション、その美貌も含め、話題性に事欠けない彼女だが、何といっても、そのソングライティングの才能が最も評価されるべきものであり、その才能が存分に発揮された、満を持してのデビュー作といえるクオリティに仕上がっている。ゲストには、グラミー賞でも話題をさらった、エド・シーランや、ラッパーのLL・クール・Jが参加した、ブラック・ミュージックへのアプローチもあり、R&Bにクロスオーバーしたナンバーが目立つ。

 TOP3はすべて新作が並び、3位にはカントリー・シンガーのケイシー・マスグレイヴスが初登場。本作『ページェント・マテリアル』は約2年ぶりとなる新作で、通算2枚目のアルバム。デビュー盤に続き、カントリー・チャートでは2作連続のNo.1獲得、TOP3入りも連続記録となる。

 ティアラをつけた、プリンセス・スタイルのキュートなジャケットのテイストそのまま、アルバムに収録されているナンバーも、古き良きカントリーの温かみあるサウンドがたのしめ、先行シングルの「ビスケット」では、60年代を意識した劇場タッチのPVが、あまりにもキュート。ヘヴィ・プレイしたくなるアルバムだ。

 6位にデビューしたのは、ソウルシンガーのレオン・ブリッジズ。今月26歳になるアトランタ出身のシンガーで、本作のアートも含め、60~70年代のディープソウルに影響された楽曲や、ソウルフルな歌いこなしが魅力の実力派。大がかりなプロモーションやシングルのヒットがないにもかかわらず、デビュー盤が6位に初登場するというのは、その評価の証だろう。

 今週、TOP10内にデビューした新星は、それぞれジャンルは異なるもの、実力を伴った期待の新人が揃っている。

 10位には、ディズニー・チャンネル映画『ティーン・ビーチ・ムービー』の2作目による、サントラ盤が初登場。シリーズ1が3位をマークしたこともあり、2作連続のTOP10入りを果たした。

Text: 本家 一成

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