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125年もたってパンツが売り出される『ビクトリア女王』って一体どんな人?

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 『ビクトリア女王』(在位:1837~1901年)が約125年前履いていたパンツが競売に出される!こんな報道が7月2日、世界中をかけめぐりました。女性のパンツを売買するなんて全くもってけしからん!とは思うのですが、実は彼女のブルマが2014年に出品されたことがあり、その時には日本円で約119万円の値がつけられたそうです。

 人気が高い英国王室の中でも『ビクトリア女王』は『エリザベス1世』(在位:1558年~1603年)と並んで特に人気の高い人物。そこで、ブルマが119万で売れる人とはいったいどんな人だったのか?紹介してみたいと思います。

■勝利の女神!?『大英帝国』は彼女が作った
 誰もが聞いたことのある『大英帝国』という名称ですが、その英国至上最高の繁栄期は彼女の代で作られました。数々の戦争という戦争に勝利しています。
中でも有名なのは、『アヘン戦争』と『セポイの反乱』でしょうか。『アヘン戦争では』では眠れる獅子といわれていた中国(清)に勝利し、『セポイの反乱』ではインドの統治権を確立して初代『インド帝王』に即位しました。
そして、最盛期には現在のカナダ、インド、オーストラリア、アメリカ東部、エジプト、南アフリカ、中国(皇帝は清皇帝だが、半植民地)などなど、世界のあらゆる地域を支配下に治めました。なんと、世界人口の4分の1がイギリス領だったそうです。

 よく欧州では女性の名前に使用される『ビクトリア』ですが、もともと『ビクトリア』は古代ローマ神話に登場する勝利の女神のことですから、まさしく!といったところです。
(もちろん指揮は彼女がしているわけではなく、負けた戦争もあります)

■女性は得!勝手に『慈愛の母』のイメージがついた
 結構、わがままで怒りっぽい性格だったらしいです。戦争も強硬派であることが多かったです。
しかし、今と違って、そんなことは世界中にすぐ知れ渡りません。各地で戦争を起こしていながらも、生涯ヨーロッパ圏内から出たことがなかったという彼女。統治される側は、顔も見たことがないという人が大半でしたでしょう。人種には寛大であったことや支配地域の発展を目指したこともあり、植民地の住民からは『慈愛の母』などと言われることもあるほどに、慕われていました。

 彼女の時代にジャマイカで反乱が起こったのですが、裁判所を襲撃した囚人服を着ていた人達は、
「女王に反乱をしたわけではないから、彼女の持ち物には手を出してはいけない!」
と、イギリスのものである囚人服を置いていったという話まであります。
 襲撃しときながらモノを返すとは、おいおい、どんだけ慕われてるんだ!って感じです。

■ぽっちゃり系?ウエストサイズは渡辺直美とほぼ同じ
 実はぽっちゃり体型だったようです。今回オークションに出るパンツは、その胴囲が114センチ!比較対象を調べてみたところ、タレントの渡辺直美さんのウエストが115cmらしいので、ほぼ同じということがわかりました。
『女帝』なので多少太めのほうが貫禄があって良い気もしますが、本人はそれなりにしていたようす。いつの時代でも体型を女性が気にするのは変わらないみたいですね。

■今も残る彼女の名前
 世界各地を支配下においていましたから、地名として彼女由来の名前がついている場所は数多くあります。たとえば、ビクトリア州。オーストラリアの州のひとつですが、州都は誰でも知っている『メルボルン』です。世界有数都市がある州の名前は、彼女にちなんでつけられているんですね。
他にも、カナダでは『ビクトリアデー』という彼女の誕生日を祝う祝日があり、当日はパレードが行われるそうです。
今なお、世界中で絶大な人気があり、愛されている証拠です。
 
以上、パンツにまで高値がついてしまう『ビクトリア女王』はこんな人、というお話しでした。ちなみに、今回オークションに出るパンツは若かりし頃のもの……ではなく、あくまで晩年、おばあちゃんになった時のもの。どーしても『ビクトリア女王』のパンツがほしい!という方は、7月11日にイギリスウィルトシャー州で行われる競売に是非ご参加を!

画像:Wikipedia『ヴィクトリア (イギリス女王)』より<パブリック・ドメイン>

(文:ロジン2020)

【関連:変質者はなぜ全国共通で「パンツの色何色?」と聞くのだろう?】

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