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「摂氏38℃」体温でも溶けない新チョコレートの開発競争。地球温暖化対策にも?

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夏場になると需要が下がりそうなイメージがあるチョコレート。ところが近年、冷蔵保存された「ひんやり系」や「うす焼き」加工を施した“夏チョコ”が店頭に並び、どんなに暑くても美味しく食べる創意工夫された商品がズラリ。 でも、こうした保存や加工に頼らなければ、高温を避けられないのがこのお菓子の運命?どうやら、そうでもないようです。
チョコレート業界に大発明」と、市場の最新情報をライターMadeline Concannon氏が「Elite Daily」で紹介しています。

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これはチョコレート業界における、偉大なる進歩だと言えるのでは? スイスに本拠地を置くチョコレートメーカーのバリー・カレボーが、美味しさも形もそのままで、手のひらでも溶けないチョコレートの開発に成功、これが市場で大きな話題となっている。

チョコレートの融点は、カカオ豆やミルクの含有量にもよるが、一般的に17〜34℃と言われている。今回、開発されたものは、それよりも約4℃温かくても溶けないというから驚きだ。
じつはこの新技術開発には、およそ5年の歳月を要した。自社のチョコレートを2010年に開催された上海万博(5月〜10月)に出店した際、あまりの現地の熱さに自慢のチョコレートが溶けだしてしまったんだそう。 バリー・カレボーで研究開発マネージャーを務めるFrederic Depypere氏が誕生秘話を明かした。

「もし、私たちがインドや中国をはじめとした、高温多湿の地域で成功を収めようとしたら、このチョコレート開発は必須だったんだ」

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この新しいチョコレート製品の出現で、アジアだけでなく、南米、アフリカなど、チョコレート市場は一変すると見られている。ヨーロッパの調査会社が算出し、経済情報誌「Bloomberg Business」に登場した数字がそれを物語っている。 欧米を除くこれらの地域でのチョコレート需要が、2019年までに約50%、金額にしておよそ480億ドル(約5兆9,000億円)規模の成長が見込まれているからだ 。
スイスの老舗チョコレートメーカーであるネスレや、「オレオ」で有名な米・モンデリーズ・インターナショナルなど、大手メーカーも、技術開発に取り組んでいるそう。溶けないチョコレートの開発合戦の今後に注目だ。

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この溶けないチョコレート技術開発、もちろん今に始まったことではありません。カラフルな小粒チョコでおなじみの「エムアンドエムズ」。あの色とりどりのコーティングは、第二次大戦中にアメリカ陸軍兵士からの要望で完成したそう。南太平洋の暑さに溶けないチョコレートが求めら、当時製造メーカーのマースが砂糖菓子でコーティングする技術を生み出したんだとか。
「お口で溶けて手で溶けない」のキャッチコピーは、ここからきているそうですよ。

Licensed material used with permission by Elite Daily

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