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ウォルトディズニーも愛した「メリーポピンズ」の類い稀なる魅力

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Photo credit: Mary Poppins by Jennie Park mydisneyadventures via Flickr (license)

TRiPORTライターのAnnaです。
こうもり傘を広げ、風にのってフワリと街に降り立った新人ベビーシッターの物語『メアリーポピンズ』。今やファンタジーの定番として誰もが知るこの児童文学は、1930年代にオーストラリア出身の女流作家P・L・トラヴァースが著しました。

じつは原作となる児童文学の中で、メアリーポピンズは子供たちに厳しい怖い人という印象を受けるような描かれ方をしています。しかし、そのイメージを一変させたのがあのウォルトディズニーでした。

メリーポピンズの映画化の背景

その当初、映画化を渋っていたトラヴァースに対して、ウォルトディズニーは熱意を持って交渉にあたります。そうやって十数年にも及ぶディズニーの情熱に押されるかたちで彼女もようやく映画化を許可。そしてついに、1964年にあの傑作ミュージカル映画『メリーポピンズ』(※)が誕生したのです。

もちろん公開後は空前の大ヒット。アカデミー賞5部門受賞に輝く快挙を達成し、その影響力の強さや世界からの愛され方は、いまだに類を見ないとも言われています。

誰もが劇中の名曲群のメロディーを口ずさみ、知らず知らずのうちにハッピーな心で包まれ、華麗なステップを踏んでしまうような魅力があるこの物語。親から子供へと受け継がれ、それがまたさらに子供たちに受け継がれることで、幅広い世代に愛されるファンタジーの金字塔へとなりました。

(※)小説と映画で表記が異なる。

類い稀なる魅力の秘密

Photo credit: Masaomi Katatsuka「ロンドン弾丸トリップ

メリーポピンズのストーリーは1910年のロンドンが舞台です。銀行家の父と女性参政権運動に勤しむ母を持つ幼い姉弟のところへ、ある日メリーポピンズと名乗るベビーシッターが現れます。最初はイタズラで追い返そうとする姉弟でしたが、彼女は不思議な魔法を使って彼らに夢と魔法の世界を見せて魅了していきます。

途端に目がキラキラと輝きだす姉弟。いつだって子供は魔法が大好きです。誰もがハッピーになれる盛り上がりと、胸はずむ音楽と、ディズニー映画ならではのアニメーションが大きな見どころ。

制作者のディズニーは児童文学にはなかった要素をいくつも取り入れ、独自のイマジネーションで魔法の世界をより魅力的に表現しました。

そして、この映画の裏側にあるもう一つの要素は、「親たちがなかなか子供の目線に立ってくれない寂しさ」です。メリーポピンズはまさにその代わりとなって子供たちを夢と魔法で楽しませ、人生の明るい部分を見つめさせてくれます。

誰もが一度は経験したことのある「子供ならではの寂しさ」だからこそ、なんだか深く共感してしまい、そして最後には魔法の力を信じてしまう…。そこがこの児童文学の類い稀なる魅力と言えるでしょう。

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(ライター:Anna Shimizu)
Photo by: Mary Poppins by Jennie Park mydisneyadventures via Flickr (license)

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