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近畿大学初の女性応援団長 男子と対等の練習量で鍛えた根性

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 勇ましいエールが夜の校舎にこだまする──。細身の体で屈強な男たちの演舞を仕切るのは、近畿大学応援部第84代主将の廣田美穂さん(21)。同部初の女性団長だ。

「3年前、新入生歓迎式典で先輩たちの応援姿を見て『本気でやる人間は格好いい!』と思い、女性部員は前例がなかったのですが、何とか入部させてもらいました。団長になった当初は戸惑いもありましたが、女性の自分がなることで部の存続のためのPRになればと思っています」

 漫画『嗚呼!! 花の応援団』のモデルともいわれる近大応援部だが、バンカラなイメージが敬遠されるのか、部員数は今春入学した1年生を含め、11人しかいない。練習は厳しく、腹筋、背筋、腕立て、四股の型を各100回。さらに階段の駆け上りや走り込みなど、放課後の暮れなずむ空の下で続けられる猛特訓は、団員たちの汗を止めどなく絞り出す。

 当然、女性だからといって甘えは一切許されない。しかし、廣田さんはそれがありがたかったのだと笑う。

「対等の練習量を与えられ、男子に対して引け目を感じずにすみました。ここで鍛えた身体と根性があれば、この先の人生、何があっても乗り越えられると思っています」

 小さな体の中に、熱く強い心を持った“勝利の女神”である。

撮影■国府田利光

※週刊ポスト2015年7月10日号


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