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ビジネス書業界のタブー!? ゴーストライター問題の真相とは?

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ビジネス書業界のタブー!? ゴーストライター問題の真相とは?

■あなたは「カツマー」を覚えていますか?
 今から7、8年ほど前、ビジネス書界隈には「カツマー」と呼ばれる人がたくさん生まれました。「カツマー」とは公認会計士の勝間和代さんの著書に影響を受け、自立したビジネスパーソンを志す人たちを指す言葉です。
 勝間さんの著作の中でも『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』(2007年出版)や、『断る力』(2008年出版)などは大ヒットし、「カツマー」のみならず人々の働き方に対する意識を変えました。今では「カツマー」と呼ばれる人たちも、あまり見られなくなりましたが、その後に続いていくビジネス書ブームの礎となったのは間違いありません。

 このように、ビジネス書はそれぞれの時代のニーズに合わせて、さまざまなベストセラーを輩出してきました。
 「カツマー」ブームだけではなく、「脳」ブーム、「ライトノベル風ビジネス書」ブームというものもありましたよね。

 そんなビジネス書の潮流を分析し、どのように読み解けばいいのか、どのように向き合えばいいのかをつづっているのが、年間1000冊もビジネス書を読み、ビジネス書業界を追いかけてきた水野俊哉さんの新刊『新「ビジネス書」のトリセツ』(カシオペア出版/刊)です。

■世界で大ヒットこんまりさんも…「美人著者」ブーム
 近年のビジネス書のトレンドといえば、「美人著者」です。著者のポートレイトが本の帯に入っているビジネス書は珍しくなくなりましたが、最近はその写真に美人女性が写っていることが多くなっています。
 例えばミリオンセラーとなった『人生がときめく片づけの魔法』の大ヒットが、著者・近藤麻理恵さんの愛らしいルックスとまったく無関係だったということはないはずです。
水野さんは、美人だけではなく実力も兼ね揃えた女性著者の登場を指摘した上で、こうした潮流を歓迎していると述べています。

■ビジネス書にゴーストライターは当たり前?
 2013年に佐村河内守氏の「ゴーストライター問題」発覚を期に、「ゴーストライター」という存在が一時期大きく取りざたされましたが、ビジネス書業界にとっては実はなくてはならない存在です。
 ビジネス書の著者たちは、ビジネス面においてはプロフェッショナルでも、本の書き手としては素人。そこで「ブックライター」という専業のライターたちが代わりに執筆をします。多くの場合はライターや編集者が企画構成を行い、本人にインタビューをしてまとめていくスタイルです。本書では上阪徹さんの『職業、ブックライター』がすすめられているのでこちらも手にとって見るといいでしょう。

■最新の潮流「ネット起業家」とは?
 最後に触れておきたいのが「ネット起業家」(情報起業家)たちによる出版ブームです。
 2013年から2014年にかけては特に、新進気鋭のネット起業家たちがビジネス書を出版。「年収○億円」などの煽り文句がタイトルや帯に乗り、賛否両論上がったことは記憶に新しいでしょう。水野さんはこのネット起業家ブームについても触れているので、詳しくはぜひ本書を手にとってみてください。

 本書は、普段からビジネス書を読んでいる人にとってはさらに一段上のレベルの読み方をマスターするのに役立ち、これからビジネス書を読みたいと思っている人にとって最初にどのような読み方をすればいいのかを教えてくれます。
 ビジネス書愛読者から初心者まで、幅広い人に読んでほしい一冊です。
(新刊JP編集部)


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