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女性の高血圧比率は40代以上で急増 20代の12倍とのデータも

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「オヤジ」のイメージが強い高血圧だが、実は中年女性こそ、リスクが高いことをご存じだろうか。若い頃は低血圧気味だったとしても、加齢とともに血圧が高くなっていく。それも、女性は更年期を前後に激変するというのだ。それはなぜなのか。東京女子医科大学の循環器専門医である渡辺尚彦(よしひこ)さんはこう解説する。

「更年期にさしかかると、女性ホルモンのバランスが崩れることで、血圧が乱高下する変動期を迎えます。そしてその後は本格的な高血圧へと進行していくことが多いのです」(以下「」内、渡辺さん)

 40代以降になると、女性の高血圧比率は急上昇し、あるデータによると20代の約12倍にもなるという。つまり、不摂生など自分の生活習慣に原因がなくても、女性特有の体質の変化で高血圧になりやすいという事実を、きちんと知っておくことが大切なのだ。

 どうして血圧が高いとよくないのか。「痛くもかゆくもないのに」と、不思議に思っている人も少なくないだろう。

 実は、血圧が一定基準より高い状態が続くと、ライフラインともいえる血管を傷めてしまう。そしてそれは、日本人の死因の上位を占める、脳卒中などの脳血管疾患や心筋梗塞といった心疾患、さらには認知症まで引き起こす原因となるのだ。

「患者の90%以上は原因不明といわれますが、塩分摂取の過多や血管の老化、ストレス、過労、運動不足、肥満、睡眠不足、遺伝などが、高血圧を招いていることがわかっています。なかでも塩分の摂りすぎには要注意。塩分は摂取量が増えると、血中塩分濃度のバランスを保とうとして血液量が増えるため、より多くの血液を全身に送り出そうと、ポンプの役割を担う心臓に、大きな負担がかかるのです」

 これによって、血圧は上昇し、心臓の酷使につながる。結果、あらゆる生活習慣病の原因となってしまう。

 また、緊張や怒りでストレスを感じると交感神経が刺激され、血管が収縮。そのために血圧が上がる。逆に、リラックスして副交感神経が優位になれば、血管が拡張して血圧が下がるというしくみ。日々のストレスにも注意したほうがいいだろう。

※女性セブン2015年7月9・16日号


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