ウィズ・カリファ 遂に10週目の米ビルボード・シングル・チャートNo.1に、年間首位にも王手

access_time create folderエンタメ
ウィズ・カリファ 遂に10週目の米ビルボード・シングル・チャートNo.1に、年間首位にも王手

 ウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース、歴代記録をまた更新!「シー・ユー・アゲイン」がいよいよ10週目の首位をマークした、今週の米ビルボード・シングル・チャート。

 通算10週のNo.1マークは、歴代30曲目となる記録。それも、同年で2曲連続(マーク・ロンソン&ブルーノ・マ-ズ「アップタウン・ファンク」の14週)となる記録更新は、過去のチャートを振り返ってもレアなケースといえる。現時点で、今年の年間首位確実ともいわれた「アップタウン・ファンク」だが、この「シー・ユー・アゲイン」がどこまで粘り強さをみせるかで、大逆転の可能性も見えてきている。

 その「シー・ユー・アゲイン」から、一時首位の座を略奪した、テイラー・スウィフトの「バッド・ブラッド」は、3週目の2位タイで停滞。収録アルバム『1989』も、昨年秋にリリースされたにもかかわらず、未だ2位に浮上する強さをみせている。そのテイラーだが、21日にブログサイト“タンブラー”に公開状を投稿、アップルには楽曲を提供しないという内容だった。一方、アップルのエディー氏が、直ぐに著作権使用料を支払うと発表し、穏便に事は片付いたとみえたが、業界や視聴者からは、“出来レースか”との声も上がっている。

 とはいえ、こういったアプローチもセールスが低迷しているミュージック・シーンにとっては、必然だったのかもしれない。そうであったとしても、テイラー・スウィフトの人気は、それだけの影響力があるということを物語った。

 さて、そんな上位に君臨する彼らを驚愕させる勢いでTOP5入りを果たしたのは、今週4位に浮上した、オーミの「チアリーダー」。すでにアメリカ以外の各国でNo.1をマークしているこの曲、「シー・ユー・アゲイン」の記録更新をストップさせる候補の1曲として挙がっているが、たしかに登場数や話題性で分析しても、この曲が次期No.1であることは、明らか。

 上位3者がややポイントを後退させているのに対して、「チアリーダー」は1億4000万回に達したストリーミングポイントをはじめ、ヨーロッパ方面で話題をさらっているリミックスのリリースもあり、セールスも上昇。次週はTOP3入りが確約されているほどで、夏本番にさしかかり、自身初のNo.1をマークするのではないかと思われる。日本でも、ユニークな邦題がつけられて、ブレイクを果たしそうな予感。

 オーミに続き、その勢いはまさに“2015年度ブレイク・アーティスト”といえる、ザ・ウィークエンドの「キャント・フィール・マイ・フェイス」は、先週の24位から12位へ、ジャンプアップを果たした。「ラヴ・ミー・ハーダー」、「アーンド・イット」(今週10位)の大ヒットにより、2ndアルバムのリリースが期待大といったところでリリースされた、先行シングルということもあり、公開されたビデオのポイントを受け、急上昇。次週は「アーンド・イット」にかわってTOP10入りするのではないかと、予想される。

Text: 本家 一成

関連記事リンク(外部サイト)

7月4日付 Billboard Hot 100 全米シングルチャート
7月4日付 The Billboard 200 全米アルバムチャート
Song Review:映画『ワイスピ』とともにヒット中のウィズ・カリファ「シー・ユー・アゲイン」に込められた“ファミリー”を巡る物語を紐解く

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. ウィズ・カリファ 遂に10週目の米ビルボード・シングル・チャートNo.1に、年間首位にも王手
access_time create folderエンタメ

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。