最近記事も書かずにラジコンにハマっていた記者がラジコンについて熱く語るよ

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引越しをしてネット界から隔離されてしまい、記事を書くどころか情報収集さえできなくて右往左往していた森田です。そんな中、ラジコン(以下、RC)チームのロゴやサイトを作ってほしいという依頼があり、せっかくなので自分もRCをはじめてみました。かつて20年ほど前に1/10というスケールの大きさの、バギータイプのRCに夢中になっていたボクは、RCや『ミニ四駆』で得た知識や技術で、なんとかこの平成の、21世紀のRC界も渡っていけるのではないかと調子に乗っていました。

ネット注文した商品は、ボクが現役だったころから既にRC界に君臨する京商*1 さんから発売されている『ミニッツ』というシリーズでした。20年前の愛車からは大幅にスケールダウンした、1/28というスケール。ミニ四駆が1/32というスケールであることを考えれば、むしろミニ四駆に近いのではないかなぁという印象。

*1:『京商』公式サイト
http://www.kyosho.com/jpn/

実は昨年、いつも夜な夜な遊んでいる飲み仲間の間で突発的にミニ四駆がはやりはじめ、仲間内で“痛ミニ四駆”なるものを作って遊んではいたものの、おのおのの家庭事情などから実際にコースを設置してレースをするまでには至らず、自然と下火になっていったのでした。今回RCをはじめようと思ったのも、その際取りそろえたニッパーなどの工具をうまく活用できるいい趣味になるのでは? くらいの感覚でした。

通販サイトで『I.C.S. USBアダプターセット』なるものを発見。USB? なにこれパソコン(PC)に接続するの? というわけで詳しくネットで情報を集めてみると、何これすごい! 車体の設定をUSB経由でPCから設定できるとは! 20年のブランクは、ボクを浦島太郎にするには十分すぎる年月だったようです。

早速この『I.C.S. USBアダプターセット』をカートに入れ、車体は大好きな『フィアット アバルト500』に決定。プロポと呼ばれる送信機と軽くオプションパーツも入れて購入確定をクリック! 家にあるエネループを充電しながら待っていると、翌日午前中には愛車が到着。ダンボールから取り出した愛車の第一印象は「小っせぇ! かわええ!」でした。はやる気持ちを抑え、タイヤやボディをシャシー*2 に乗せていくと、我が愛車は早速動かせる状態に。となりにおいた単四エネループと比較していただければ、我が愛車の小ささがおわかりいただけるかと。

*2:自動車におけるシャシ (Chassis) は、自動車の車体(ボディ)を除くすべての機構を指す。シャーシ、シャシーとも表記される。
『フリー百科事典ウィキペディア』参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/シャシ_(自動車)

ひととおり狭い部屋の中を走らせた後は、オプションパーツを付け変えたりしてみます。

まず載せてみたのは『MR-03 ジャイロユニットセット』と呼ばれる小さな基盤。これ、車体を上からみた状態での回転速度を検知して、スピンしていると判断すると自動的にカウンターを当ててスピン状態から抜けようとする……ということで、スゴいということしかなんだかよくわからないですが、我が愛車に現代科学の粋が搭載されていくワクワク感は、かつて少年だったボクにはたまりません。

続いては、タイヤを留めているナット。純正ノーマルではプラスチック製のナットを使っているので、これを“アルミナイロンナット”に換装。効果は自己満足かもしれませんが、こういう自己満足こそ、かつて少年だった我々には必要なのです。

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(※写真左が純正のプラスチックナット、写真右がアルミナイロンナット)

そしてリヤのサスペンションを担う小さなT字型の部品を『MR-03 カーボンリヤサスプレート(RM・HM用/ソフト)』に換装。純正プラスチックに比べ、換装したのはカーボン製ですよカーボン製! 実車だったらカーボンパーツなんて買ってあげられる自信はないけど、そこは安心の1/28スケール。効果のほどはわかりませんが、我が愛車をシャシー側から見て、一部分がカーボンになっている様子はアツいものがあります。えぇ、自己満足の世界なんです。男の美学なんてものは……。

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(※写真左が純正のプラスチックサス、写真右がカーボンリヤサスプレート)

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(※カーボンに換装した状態。見えない部分のオシャレです)

いよいよ、PCと接続です。あらかじめインストールしておいた『ASF Manager Ver1.12』と呼ばれる設定ソフトを起動! 現時点での愛車の設定を、PCに転送! 読み込み成功! まぁ、工場出荷状態ですよね。まだ何にも汚されていない我が愛車。工場出荷状態から俺色に染めてやるぜ! ってな感じで設定をイジくり愛車に転送! 書き込み成功!

USBケーブルを外し愛車を再起動すると、さっきまでの愛車の挙動と明らかに違う! 違うんだけどピーキー*3 すぎてボクには無理だ……。再度、PCと接続して工場出荷状態にとりあえず戻して……。まぁゆっくり自分にあった設定を探していこう。

*3:ピーキー(peaky)とは自動車などのエンジン、ハンドリング、タイヤ特性を表現する形容詞の一つで、指し示す対象によって具体的な意味は異なるが、「挙動が神経質であり、ある限定的な範囲では非常に高い性能を発揮するが、その範囲外の場合は操縦性が低い」という点で共通する。
『フリー百科事典ウィキペディア』参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/ピーキー

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(※愛車とPCがUSBで接続された状態。この状態にも燃えてしまうボクはメカフェチ)

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(※設定画面。ヘルプも表示されて、とてもわかりやすいインタフェース)

またまた感動したのはプロポと車体の通信方式。2.4GHzという無線LANなどでも使用されている高周波数帯を使用し、最大40台の同時走行が可能だという。しかもプロポと車体はペアリングされているために、起動させた時に、その場で空いてるチャンネルを自動で見つけて設定してくれるというのだ。ハイテク!

高周波数を使用することによって送信期のアンテナも短くなり、しかも車体側のアンテナに関しては、なんとボディ内に収納されてしまってるという事実! これで愛車のスケール感も損なわれることがないのだ!

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(※アンテナの長さも単四エネループと比較)

こんなすてきな現代のRC、ガジェ通RC部とか作ってみんなで遊びませんか?
●この記事はガジェット通信一芸記者の森田飛助さんが執筆担当しました
森田飛助:底辺イラストレーター。鳴かず飛ばずなのに名前は飛助。見る夢はいつもオールカラー。

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