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木村カエラ、デビュー記念日に開催したツアーファイナルは約200人との超接近戦

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昨年リリースしたニューアルバム「MIETA」を引っ提げ、2015年3月6日から赤坂BLITZを皮切りにスタートした5年ぶりとなるライブハウスツアー「MITAI KIKITAI UTAITAI」。ツアー計2万7千人動員の全国17都市22公演ライブハウスツアーは、6月23日のデビュー記念日に東京・下北沢SHELTERでファイナルを迎えた。

下北沢SHELTERといえば木村カエラにとっては思い出の場所。デビュー前、高校生の時に何度もライブを観に通ったライブハウス。今回のカエラのツアーで帯同したギター、渡邊忍が在席しているバンドASPARAGUSを初めて観たのもここだった。

わずか約200人のみに入場が許された下北沢SHELTER公演はファンの想像を超える超接近戦。昨年開催された動員2万人となる横浜アリーナ2daysをはじめ、ホールやアリーナでのライブが多い木村カエラにとってステージとの距離わずか30センチのライブはまさに超プレミアムな公演となった。

残念ながら、このライブを観ることができなかったファンには朗報が。9月2日にリリースされるニューシングルの初回限定盤にはこの超プレミアムライブとなった「MITAI KIKITAI UTAITAI at 下北沢SHELTER」公演のライブ映像が収録されたDVDが付帯する。これまでのライブDVDとは全く違った、超ド級の迫力あるライブ映像になるとの事で、あますことなく当日の熱気を体感できるだろう。初回限定盤シングルの予約はすでにスタートしている。

6月23日at 下北沢SHELTER ライブレポート
Text by 永堀アツオ

 熱狂と絶叫の1時間40分だった。観客はたったの200人だが、その歓声やかけ声は最初から最後まで途切れることはなかった。「Magic Music」で高くジャンプし、「sonic manic」で雄叫びをあげ、「BEAT」では激しくギターをかき鳴らし、“最強のセットリスト“がならぶ「one more」から「マスタッシュ」までの4曲ではダイバーが乱立。観客の熱気と汗でサウナ状態になったなか、モニターに乗り、天井に手をつけて歌ったカエラも同じく、大粒の汗をかき、興奮と感動がないまぜになった幸せそうな表情を見せていた。
デビューから11年を超え、キャリア史上最小キャパシティのライブハウスで行われた特別なライブを目撃できたことはとても貴重な体験だったし、いまもまだその余韻が、途方もなくエネルギッシュでスピード感あふれる熱気の塊が体に残っている。

 デビュー記念日である6月23日に下北沢SHELTERにてワンマンライブを開催した木村カエラは、ひとりでステージに登場し、最新アルバム「MIETA」のタイトル曲を歌った。今年の3月から全国17箇所 22公演に及んだ全国ライブハウスツアー「MITAI KIKITAI UTAITAI」のファイナル公演。曲中のセリフは各地で変えていたが、この日は「そして今、2015年6月23日。今日は、私のデビュー日でもあり、ツアーファイナルです。みんな、下北沢SHELTERにようこそ! みんなに会えるのを待ってたよ!!」と語りかけ、怒涛のライブがスタートした。彼女はこの曲のなかで<♪すべてはここからがはじまりなんだ>という気づきを得ている。常に<はじまり>を意識すること。それが本ツアーのキーワードの1つだろう。

 彼女にとっての下北沢は、デビューのきっかけとなったTVKの音楽番組「saku saku」へのレギュラー出演よりも前、高校生の頃に足繁く通い、現在もバンドのベースを務める4106×××とともに楽曲制作に励み、様々なロックバンドのライブを見に行った場所でもある。また、この日のMCで、デビュー以来、彼女の音楽制作を支えている渡邊忍ことしのっぴのバンド、ASPARAGUSのライブを4106×××とともに同所で見たという逸話も明かしていた。彼女にとって下北沢というのは、シンガーとしての“はじまり“の地でもあるのだ。そういう意味では、12年目の第一歩に、SHELTER以上にふさわしいライブハウスはないだろう。この日は、デビュー曲「Level42」に加え、彼女が下北沢の練習スタジオで初めて作詞作曲した「You know you love me?」も披露した。11年後にまさか下北沢で歌っているとは、当時はおそらく想像もしてなかっただろう。でも、だからこそ、おもしろいと思う。

 はじまりの場所で、彼女は「TODAY IS A NEW DAY」を高らかに歌い上げた。ツアーの本編の最後に必ず歌ってきた大事な曲で、10周年にしのっぴがカエラのために作った曲でもある。ここには「毎日、新しい自分でいられるように。みんなの明日が素敵な新しい日になりますように」という願いが込められている。アリーナ2デイズから全国ライブハウスツアー、そして、下北沢SHELTERまで。彼女はいつだって、今回がいちばん最強のライブだったなと感じさせてくれる。そんな刹那の思いと歴史の重みがちゃんと手を結んでいるからこそ、彼女は「TODAY IS A NEW DAY」と笑顔で言えるのだろう。その言葉は、彼女の道のりを映して、光り輝かせている。

 アンコールの声に答えて再登場したカエラに観客が「ありがとう」と叫ぶと、カエラは少し涙ぐんで、「ありがとうって言ってくれてありがとう」と答えた。「Wake up」でも感きわまるシーンがあったが、観客との距離の近さが、彼女の感情を沸きたてたのだろう。続けて、「いつだって最強でいたいの。いつだってついておいで。いつだって抱きしめてあげるからね〜」と絶叫し、本ツアーでは初めて、「happiness!!!」を歌い、満面の笑顔でこう呼びかけた。
「みんなにたくさんの幸せが訪れますように。ちっちゃなちっちゃな幸せもみんなが見逃さないように、この歌を歌います。ツアーファイナル、素敵な日にしてくれてどうもありがとう!」

 10周年の記念イヤーは幕を閉じた。ここから10年後、遠い未来がどうなっているかなんて、きっと誰にもわからないだろう。だが、この日、幸せな時間を過ごした200人の観客は、彼女の歌を通して、きっと明日はいい日になると確信したはずだ。

撮影:ミヨシツカサ

セットリスト
M1.MIETA
M2.Magic Music
M3.sonic manic
M4.c’mon
M5.Satisfaction
M6.RUN
M7.BEAT
M8.eye
M9.Wake up
M10.Level42
M11.one more
M12.喜怒哀楽 plus 愛
M13.TREE CLIMBERS
M14.マスタッシュ
M15.TODAY IS A NEW DAY

EN-1.You know you love me?
EN-2.happiness!!!

関連リンク

木村カエラ オフィシャルサイトhttp://www.kaela-web.com/
■木村カエラ オフィシャルfacebookhttp://www.facebook.com/elamusic2013/
木村カエラ オフィシャルブログhttp://kaela.jugem.jp/
ELA オフィシャルサイトhttp://www.ela-music.com/
■木村カエラ スタッフtwitterhttps://twitter.com/kaela_staff
■木村カエラInstagramhttp://instagram.com/kaela_official

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