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当面の日本株 金融政策や為替の観点から非常に有望と専門家

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 日本株が15年ぶりの高値水準で推移しているが、世界的に見て今の日本株の投資妙味はどれほどのものなのだろうか。海外投資のカリスマとして知られるグローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏が解説する。

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 世界的に株が上がりやすい市場環境となっている。日本では昨年10月に追加金融緩和、欧州でも今年1月から量的金融緩和がスタート。経済成長率が鈍化している中国も昨年来、利下げを断行している。

 そうしたなか、米国は量的金融緩和を終了したものの、景気の腰を折らないように利上げの判断を非常に慎重に進めており、依然として世界的にマネーが溢れている状況である。

 とりわけ米国は、金利の先高感から欧州や日本などの資金が流入する傾向が続き、好景気下の低金利という株高の好条件を備えている。この米国株を原動力に、世界中で株高傾向が続いている格好だ。

 ただ、実際の値動きを見ると、必ずしも米国株が強いわけではない。ドルベースで比較した世界主要市場の年初来株価の推移(1~4月)を見ると、いち早く量的緩和を終了した米国は経済情勢が一番よいはずだが、利上げ懸念やドル高、原油安からニューヨークダウが伸び悩んでいる。

 一方、ここにきてロシア(RTS指数)と中国(香港H株指数)が急反発しているが、インド(SENSEX指数)やブラジル(ボベスパ指数)は低調といえる。今後、米国の利上げが実施されれば、新興国に向かっていたマネーが引き揚げられることも予想されるため、新興国全体で見れば、手を出しにくい状況であることに変わりはない。

 そこで先進国に目を向けると、日本(日経平均株価)が年初来で約12%増と、欧州(ドイツDAX指数)を上回り、最も強い値動きを見せている。しかも、その強さは一時的なものではないだろう。

 仮にこの先、日銀の目標通りにインフレが進まなければ、さらなる追加金融緩和の可能性は高まる。今後期待される金融政策や為替動向といった観点から考えていくと、当面、世界で最も有望な市場は、やはり日本をおいてほかにはない。それが私の見方である。

※マネーポスト2015年夏号


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