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Sony Mobile Xperia Z3+(E6553)開封の儀&ファーストインプレッション

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海外で 6 月中旬に発売された Sony Mobile の新フラッグシップスマートフォン「Xperia Z3+(E6553)」を入手したので早速開封の儀を執り行います。Xperia Z3+ は日本でも 3 社より発売された「Xperia Z4」のグローバルモデルです。Xperia Z4 と比較して、外観やスペックに大きな違いはありませんが、おサイフケータイやワンセグ・フルセグなどの国内定番機能が省かれています。今回入手したのは香港モデルなのですが、Xperia Z3+ は E6553 のシングルモデル展開なので、仕様は欧州で発売されたものと基本同じとなります。私はブラック派なのですが、今回は気分を変えて Xperia Z3+ で初めて採用された「アクアグリーン」を選択しました。Xperia Z3+ のスペックは、5.2 インチ 1,920 x 1,080 ピクセルの IPS 液晶ディスプレイ(Triluminos Display、Live Color LED)、Snapdragon 810 MSM8994 2.0GHz + 1.5GHz オクタコアプロセッサ、3GB RAM、32GB ROM(Micro SD 最大 128GB)、背面に 2,070 万画素カメラ(1/2.3 型 Exmor RS、BIONZ、ISO 値 12800、4K 撮影、前面に 510 万画素カメラ(Exmor R、25mm レンズ)、2,930mAh バッテリーを搭載し、Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth v4.1(apt-x 対応)、DLNA、NFC、Miracast、GPS / GLONASS / 北斗に対応しています。筐体サイズは 146 x 72 x 7mm、質量は 144g。パッケージングは Xperia Z3 世代から若干変化しました。表のデザインはもちろん、化粧箱も少し頑丈なものに変わっています。同梱品は、Xperia Z3+ 本体、データ通信 & 充電用 USB ケーブル、USB 電源アダプタ、取説などの書類です。筐体デザインについては、Xperia Z3+ も Xperia Z から続く「OmniBalance」デザインを採用しており、パッと見は Xperia Z3 との違いに気づきませんが、Xperia Z1 から続くアルミフレームは Xperia Z3+ で光沢仕上げとなりました。また、サイドのマグネット充電端子は廃止。カバー付きのスロット数も 1 つに減ったので、側面はかなり滑らかな感じです。USB 端子は下部に移動し、カバーもなくなったので抜き挿ししやすくなりました。カバー無しでも IP68 の防水・防塵に対応しています。仕様上、筐体サイズは Xperia Z3 から 0.4mm 薄く、8g ほど軽くなりました。軽さは体感できるほどなのですが、全体的な作りが Xperia Z2 に近い(戻った)感じの持ち味だったので、個人的には Xperia Z3 の方が優れていると思いました。SIM カードと Micro SD カードは 1 つのトレイに付けて装着します。カバー付きのスロットはこれだけなので、シンプルですね。側面のボタンは Xperia Z3 から若干ストロークが伸び、また、若干柔らかくもなっています。どちらが優れているということは思わなかったのでこの点は変化無しといってもいいでしょう。ディスプレイについては、5.2 インチ 1,920 x 1,080 ピクセルの IPS 液晶と Xperia Z3 から変化していませんが、色域が 130% に広がり、より色鮮やかになったと言われています。タッチパネルのレスポンスは相変わらず良好でした。Xperia Z3 と白の部分を比較してみると、Xperia Z3 はクールな白という感じなのですが、Xperia Z3+ ではそれがなくなっているように見えます。しかし、この点はホワイトバランスで調整できるので、変えようもない個体差ではありません。Xperia Z3+ で一番期待されていることは、おそらく、プロセッサの刷新でしょうか。Xperia Z3+ では、他社のフラッグシップでも見られる Qualcomm 最新の Snapdragon 810 MSM8994 2.0GHz(Cortex-A57)+ 1.5GHz(Cortex-A53)を搭載しています。CPU コアが 8 個になり、64bit にも対応しています。SoC は上位のものにアップグレードされたと言えますが、Antutu ベンチマークのスコアで比較すると、Xperia Z3 との差はほとんどありません(Android 5.0 版 Xperia Z3 は 43,005 点)。体感的なところでも、Xperia Z3 からの差をあまり感じないというのが最初の印象だったのですが、しばらく使ってみると、Xperia Z3 よりもサクサク度合いが向上したような印象に変わりました。少なくとも Xperia Z3 から劣化したとは思わないことでしょう。Xperia Z3+ の OS は Android 5.0.2 で、UI 周りは基本的に Xperia Z3 系の最新ファームウェアと同じです。しかし、壁外、ブートアニメーション、ブートサウンド、ホームアプリがアップデートされており、また、PlayStation Network や PS Music といった新アプリが追加されています。ぶっちゃけ、違いはこの程度で、個人的には Xperia Z3 からの差は無いに等しいと思っています。ブートアニメーション。ホームアプリは自動回転やアイコンサイズの調節に対応。PlayStation Network は PS 系アプリのランチャーアプリです。対応アプリは自動的に追加されていくので、通常のフォルダとは異なります。Xperia は音楽機能に定評があります。Xperia Z3+ ではフロントステレオスピーカー、S-Force サラウンド、DSEE HX(自動最適化に改称)、ダイナミックノーマライザー、VPT サラウンド、ClearAudio+ モード、ハイレゾ音源の再生など、Xperia Z3 からの機能はもちろんと搭載しています、Xperia Z3+ では、新たに LDAC に対応しました。LDAC は A2DP 比で 3 倍のデータ量を転送できるものなので、Bluetooth スピーカーでの視聴体験が改善されます。しかし、スピーカー側の対応も必要なので持っていない場合は恩恵を受けられません。カメラについては、リアは Xperia Z3 とほぼ同じ。フロントが 510 万画素に向上し、レンズも 25mm の広角のものに変更されました。機能面では、スタイルポートレイトや AR マスクという新モードが追加されています。写真サンプル。やっぱり画質はよさ気です。撮影モードはプレミアムおまかせオート。バッテリーの持ちについては、バッテリー容量は Xperia Z3 からわずかに減っていますが、実際に使用した感じだとバッテリーの減りが速くなったとは感じませんでした。テストでは、12 時過ぎの 89% だったのが、18 時半に 14% に減っていました。この間には 2 時間の外出(Google マップナビを 15 分使用、写真を多数撮影)を含んでいます。つまり、6 時間の連続使用で 75% ほど消費した計算になります。ディスプレイの輝度は自動設定で MAX にスライダーを合わせています。省電力モードは全く利用していません。Xperia Z シリーズは 2013 年の Xperia Z から 5 作目となり。日本の Sony Mobile はこれを「Xperia Z の完成形」だと言っています。完成系というよりも、この設計ではもはや進化のしようがなくなり、「もうやめます」と言っているように思えるほど Xperia Z3 からの違いはありませんでした。細かい部分を見ていけば、これまで説明してきた通りで、進化していることは間違いないのですが、期待値には程遠く、箱を開けてしばらく使用した後、あまりの違いのなさに笑ってしまったほどです。端末単体としては、特に、ディスプレイ、カメラ、性能、音質において他社の最新フラッグシップを上回る素晴らしい一台だと言えますが、Xperia Z3 もほぼ同じレベルの満足度です。だから海外では Xperia Z4 ではなく、Xperia Z3+ と控え目なネーミングにしたのだろうと納得できます。個人的には、Xperia Z3.2(+0.2)くらいしか進化していないと思いました。国内版は通信機能が強化されているので海外モデルと同じように比較できませんが、Xperia Z3 ユーザーさんで Xperia Z3+ へのアップグレードを検討している方は、次回作に期待したほうが得策かと思います。それか、WQHD ディスプレイやワイヤレス充電対応の Xperia Z4v を狙うかですね。


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