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着火剤に否定的だったカリスマキャンパーでさえ愛用する着火剤

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 その道の達人たちはプライベートでどんなツールを選んでいるのだろうか? 炭火で食材を焼くのはキャンプやバーベキューの醍醐味だ。しかし、火の点け方を一つ間違うと、せっかくの食材が台無しになりかねない。専門家は何を選んでいるのか。野外料理研究家の太田潤氏が愛用している「森の着火剤」(ユニフレーム)の魅力を語る。

 * * *
 野外料理は薪や炭で火をおこすことから始まる。その際に着火剤は手軽で便利だが、選び方には注意が必要だ。長年、雑誌『アウトライダー』(バイクブロス刊)などで野外料理をレクチャーする中で様々な着火剤を試してきたが、最大の悩みが「臭い」だった。

 着火剤の中には火が点いた時、油臭くなるものが少なくない。アルコール成分が含まれていたり、豆炭にオイルや灯油などを染み込ませたりしたものがあって、そういった種類のものから火をおこすと臭いがきつい。

 調理中に激しく燃え上がってしまう場合もあって、その火が食材にあたるとせっかくの炭火焼き料理に油臭さが移って味がガクッと落ちる。「炭で焼いた秋刀魚なのに油臭い」なんてことが起こりうる。しかもそうした着火剤は燃えクズが残ってしまうことが多い。だから昔は着火剤を使うことに後ろ向きだった。

 それがずいぶん前のことだが、「森の着火材」を見つけた。発売時にメーカーから提供され試してみたのが最初で、驚いたことに燃えても臭くないし、燃え残りもほとんど出ない。ゆっくりと燃え上がるので点火の時にも安全。この着火剤と出会って以来、仕事で野外料理を作る時はもちろんのこと、プライベートで行くキャンプでも使い続けている。間伐材を原料にしていて人工的なものではないという点も、使っていて気持ちがいい。

 着火剤の利点は誰でも簡単に火をおこせること。「森の着火材」に出会う前は、新聞紙を丸めて炭に火をつけることが多かったが、難しくて同行者やスタッフに頼んでも火をおこせないことが多々あった。だが、そうした心配もなくなった。

 火の点け方については、ちょっとしたコツを覚えておくといい。まず着火剤同士を、三角形に配してちょっとずつ接するように重ねて置いていく。その上に炭を置いていく時は、なるべく他の炭と重なる面が多くなるようにする。ピラミッドを積み上げていくイメージです。そうしてから一番下の着火剤に火を点ける。炎が出たら、後はひたすら団扇で扇ぐ。

 着火剤が少しずつ重なっていることでゆっくりと燃え移っていくし、炭同士が接する面が多ければ火が消えてしまうことがない。せっかく大自然の中で料理をするのだから、人工的な臭いとは無縁の料理を手軽に楽しむ術を知っておいて損はないでしょう。

【プロフィール】太田潤(おおた・じゅん):1954年神奈川県生まれ。写真家、野外料理研究家。16歳で東北一周ツーリングを体験して以来、各地をキャンプツーリングして野外料理の経験を重ねる。『アウトドアクッキング大事典』(成美堂出版)など著書多数。

撮影■渡辺利博

※週刊ポスト2015年6月26日号


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