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Googleと小学館が和解へ? 異例の “小学館と関わる作家全員に和解案の郵送”

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米『Google』が、権利者の承諾を得ないまま『Google ブック検索』に書籍をスキャンしてサイトに掲載していた件で、米国作家協会と全米出版社協会が米『Google』に対して提訴していたのをご存知だろうか? 書籍の全文は読めないものの、一部を無断でサイトに掲載し、問題化していたのである。

しかし、双方が2008年に和解し、今後どのように展開していくのかを検討してきた。米国内で著作権保護を受ける権利を持つ者のなかには、ほぼすべての日本人の作家も含まれており、日本で活躍する小説家や漫画家も、米『Google』に対して権利を主張することができることになる。

このことについて日本の大手出版社・小学館は、ほぼすべての作家や関係者に郵送で米『Google』との和解案を送り、今後どのように米『Google』に対してアクションをしたいのか、判断を求めていることが判明した。その内容をかんたんに説明すると、和解を拒否するか? 和解して書籍のサイト表示も許可するか? 和解して掲載を拒否するか? の3つの選択肢から作家が考える道を選ぶことになる。 

和解をして掲載を許可した場合、作家は何か得があるのだろうか? まず、今までどおり書籍の一部掲載を許可した場合、作家は書籍1冊につき60ドル前後の報酬を米『Google』からもらうことができる。また、今後スタートすると思われる書籍の有料全文掲載が開始された場合、1冊につき売り上げの63パーセントの印税を米『Google』から受け取ることができる。

このことについて、この文面を受け取った作家はこう語っている。「和解するかしないか? 和解するとしても掲載を許可しないか? そんな選択肢を迫られても、和解を拒否したところで作家としては何の得もない。どんどんお金を稼ぎたいなら、和解して掲載を許可するしかない。これはもう、選択肢であって選択肢ではない。だが、小学館は作家にとって、とてもいい案を出していると思われる。だから、和解してサイト掲載を許可する予定だ」。

小学館から届いたすべての文面はこちらに掲載している。ちなみに、小学館以外の大手出版社から作家たちにこのような報告の郵送は届いていないという。どうやら、大規模な報告をしたのは小学館が最初のようだ。このように、作家の権利を尊重した行動は非常に作家たちを安心させるし、今後のエンターテインメントを守っていくためにも重要な行動だといえる(このニュースの元記事はこちら)。
 

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