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村上春樹『ノルウェイの森』に出てくるあのウイスキーの美味しい飲み方

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 1987年に発表された、村上春樹さんによる小説『ノルウェイの森』。この小説のなかには、主人公がウイスキーを飲むシーンが度々描写されています。たとえば、主人公が友人の家を訪れる場面では、以下のように。

「彼は一度僕を自分のアパートに招待してくれた。井の頭公園の裏手にあるちょっと不思議なつくりの平屋だてのアパートで、部屋の中は画材やキャンバスでいっぱいだった。(中略)我々は彼が父親のところから黙って持ってきたシーバス・リーガルを飲み、七輪でししゃもを焼いて食べ、ロベール・カサドゥシュの弾くモーツァルトのピアノ・コンチェルトを聴いた。(中略)僕らは氷を入れずストレートでシーバスを飲み、ししゃもがなくなってしまうと、キウリとセロリを細長く切って味噌をつけてかじった。(中略)僕らは井の頭公園の林の上に浮かんだ三日月を眺め、シーバス・リーガルを最後の一滴まで飲んだ。美味い酒だった」

 この一節において、主人公とその友人が飲んだシーバス・リーガルですが、どういったウイスキーかご存知でしょうか。

 本書『厳選ウイスキー&シングルモルト手帖』では、世界の五大ウイスキー産地であるスコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、そして日本で生まれたさまざまなウイスキー230本を紹介。それぞれがどのような歴史をもつ、どういったお酒なのか、その味と共に解説がなされていきます。

 本書によると、シーバス・リーガルは、隙のないパーフェクトなおいしさなのだといいます。

「オレンジピール、ドライフルーツのアプリコット、バニラなどのアロマが心地いい。口に含むとマーマレード、ビターチョコレート、かすかな煙。ぜひストレートで楽しみたい」(本書より9

 あるいは、シーバス・リーガルの香りをより楽しみたい場合には、ウイスキーと水を1対1の割合で合わせたトワイスアップ、食事と合わせたければウイスキーとソーダを1対3の割合で合わせたハイボールもオススメだといいます。

 またトワイスアップの場合は、テイスティンググラスなどの脚付きのグラスで、ハイボールの場合はグラス、ウイスキー、ソーダはあらかじめ冷やしておくと良いそう。

 さらにシーガル・リーバスのみならず、ウイスキーはアルコールの濃度調節や飲む温度が自由なため、さまざまな食事とも合うのだといいます。中国料理にはブレンデッド(複数の原酒を組み合わせて完成させたもの)の水割りやお湯割り、エスニック料理にはバーボンやアイリッシュのソーダ割り、日本料理にはブレンデッドのロックか水割り、天ぷらや魚の焼き物にはソーダ割りが合うそうです。

 本書を参考にお気に入りのウイスキーを見つけ、さまざまな飲み方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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