YouTube、“価値あるニュース動画”を配信する新サービス開始 スタートアップと提携

access_time create folderデジタル・IT

ニュース動画をキュレーション配信する「YouTube Newswire」

グーグルの傘下にあるYouTube(ユーチューブ)は、世界で10億人のユーザーを有し、1分あたり平均300時間の動画が投稿される、世界最大級の動画共有サービス。

近年では、ネパール大地震やパリで発生したシャルリー・エブド襲撃事件など、災害、事故、事件の現場に遭遇した目撃者からの動画も、数多く寄せられている。

これらは貴重なニュースソースである一方、その真偽が十分検証されないまま配信され、結果として、事実と異なる情報が流通するケースも少なくないのが現状だ。

・スタートアップと提携し、“価値ある動画”をキュレーション

YouTubeは6月18日、ソーシャルメディア上のコンテンツを収集、検証する専門スタートアップStoryfulと提携し、ニュースソースとして価値ある動画のみをキュレーション配信する新サービス「YouTube Newswire(ユーチューブ・ニュースワイヤー)」を開設した。

YouTube Newswireでは、速報ニュースや気象情報、政治ニュースなどを扱い、Storyfulの編集者によってファクトチェック(事実確認)された、一般ユーザーからの投稿動画を厳選して配信。

最新動画のラインナップは、ツイッターの公式アカウントとメールマガジンを通じて、定期的に告知される。

・報道機関の情報収集をサポート

YouTube Newswireは、一般ユーザーにとって新たなニュースチャネルとなりうるのはもちろん、一定の信頼性が担保されたニュースソースを配信することで、報道機関やジャーナリストらの情報収集プロセスをもサポートしようとしているのが特徴だ。

この新たなニュースソースが効果的に活用され、より正確な情報が、より速く、より多くの人々に届けられることを期待したい。

YouTube Newswire

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. YouTube、“価値あるニュース動画”を配信する新サービス開始 スタートアップと提携
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。