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憲法改正手続の最低投票率って決まっている?

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憲法改正手続の最低投票率って決まっている?

Q.

 憲法改正についての議論が高まりを見せる昨今、憲法の改正には「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」(憲法96条1項)を経て、いわゆる国民投票において過半数の賛成が必要だとされています。

 さて、では国民投票における過半数という要件の他に、国民投票の投票率は何%以上というような要件は定められているでしょうか?

(1)50%以上の投票率が必要であると定められている
(2)投票率については定めがない

A.

正解(2)投票率については定めがない

 いわゆる国民投票の手続については、「日本国憲法の改正手続に関する法律」という法律によって様々な規定が設けられています。しかしながら、そのなかで投票率についての規定はありません。
したがって、仮に低い投票率であってもその投票において過半数の賛成が得られれば憲法が改正されるということが起こりえます。

 この点については、批判も多く、例えば日弁連からは投票率に関する規定(例えば最低投票率や絶対得票率)を設けるべきとの意見を表明しています。他方、この法案を成立させたときに、「憲法が要求する以上のハードルを設けると、そのハードルが憲法違反になりかねないため設けられない」という意見もあります。

 国の最高法規である憲法。もう少し慎重な議論が今後も求められるのではないでしょうか?

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