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Album Review: マライア・キャリー 古巣、ソニーへ!ブランニュー・マライアへ…軌跡を振り返るためのベスト盤

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 “マライア・キャリー”。いまさら、彼女のことをアレ・コレと説明する必要もない、知名度・実力・美貌を兼ね揃えた“正真正銘のスター”であることは、周知の事実。

 ラッパーのニック・キャノンと結婚、そして双子の出産を経てからは、何かとプライベートでの大ネタがヒットし続けていたが…彼女の本来居るべき立ち位置は、そんなゴシップ的なポジションではなく!あくまで“歌”あっての、ということを証明すべくリリースされるのが、本作『♯1インフィニティ』。

 25年前の夏、ミニー・リパートンの再来かと声域を全開したデビュー曲「ヴィジョン・オブ・ラヴ」でNo.1をマークしてから、時代は移行して、歌詞に“YouTube”というワードが登場する「タッチ・マイ・ボディ」まで、長きにわたってトップに君臨し続けている、マライア。

 90年代初期には、「サムデイ」や、C+Cミュージック・ファクトリーを起用したハウス・サウンド「エモーションズ」、90年代中期に入ると、「ドリームラヴァー」やショーン・コムズをプロデューサーに迎えた「ファンタジー」など、ヒップ・ホップ・フィールドからのアプローチもしつつ、「ヒーロー」や、「ワン・スウィート・デイ」といった、聴き手を包む歴史的メロウも並行して大ヒットさせた。

 アップもスロウも、どの時代においても、流行を取り入れつつ、世界を瞬時にして自分色に染め上げられる「アーティスト力」と、“シングルカットすべきタイトルか”という、第三者目線で自身を客観視できる、「プロデュース力」を持ち合わせたことが、彼女の成功の秘訣だと思う。

 昨年リリースされた『ミー。アイ・アム・マライア』では、60’sクラシック風味の「♯ビューティフル」や、激しい感情がむき出しになったバラード「ジ・アート・オブ・レッティング・ゴー」など、“静と動”が調和されたすばらしい作品だっただけに、ソニー移籍後のリリースが、オリジナル・アルバムでないのは残念なところだが、“ここから再び”という意味を込めて、一度歴史を振り返ってからスタートするというのは、正しい選択なのかもしれない。

 日本の洋楽史上、最もヒットしたベスト盤『#1’s』に収録されなかった、「アイ・ドント・ウォナ・クライ」や、「ハートブレイカー」、そして2000年代の全米史上、最も商業的に成功した自身最大の大ヒット曲「ウィ・ビロング・トゥゲザー」も収録される、本作。No.1をマークした18曲はもちろんのこと、シンガーとしての意欲を示すべく、伸びやかな歌声を披露した新曲「インフィニティ」は、秀逸。“No.1ソング”に特化した本作だけに、「イッツ・ライク・ザット」や「オブセスト」が収録されていないのは残念だが、国内盤には、おなじみ「恋人たちのクリスマス」も収録されているので、ご安心を。

 6月17日には、デビュー25周年と本作『♯1インフィニティ』の発売を記念したリリース・パーティーが、ビルボードライブ東京で開催される。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
『#1 インフィニティ』
マライア・キャリー
2015/6/24 RELEASE(US盤:2015/5/18 RELEASE)
2,200円(plus tax)
※日本盤ボーナス・トラック「恋人たちのクリスマス」収録

◎イベント情報
マライア・キャリー『#1 インフィニティ』リリース・パーティー
Supported by Livefreely by Jack Daniel’s
Special Guest: DJ KAORI
日時:2015年6月17日(水) 18:30スタート
会場:ビルボードライブ東京
料金:無料
出演:DJ KAORI and more…

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