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心ないメッセージで苦しむ人がいる。SNSを利用した実験が伝える本当の意味とは?

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ビジネスでプライベートで、日常のあらゆるシーンに浸透したSNSが、いまや多くの人にとって欠かせない、コミュニケーションツールとして機能しています。ですが、他人と繋がりやすいからこそ、取り扱う「言葉」には、細心の注意が必要です。

ここで紹介する動画は、東欧・リトアニアの社会活動団体「Savetima Geda」が、いじめ撲滅のために仕掛けたある社会実験を映したものです。

仕掛け人は、アフリカ系の男性です。リトアニアを訪問中の彼は英語しか話すことができず、Facebook上に届いたリトアニア語のメッセージを理解できないでいます。
現地の人たちにスマホ画面を見せて翻訳を依頼。ところが、そこには、男性へ向けられた心ない人種差別的な言葉が並んでいました。はたして、内容を理解した人々は、彼 にどうメッセージを伝えることができるのでしょうか?

仕掛人からの依頼に、多くの人が笑顔で翻訳を引き受けます。ですが…わずか数秒後には表情が一転します。
ある男性は神妙な面持ちで、ある女性はひどく胸を痛めたようで、泣き出しそうな表情をしながら画面を見つめています。そして、重い口を開きます。

「ゴメン、ボクには訳せない…」
「知らない方がいいわ」
「これ、本当に友達からなの?」
「キミの目を見ながら伝えるのは、厳しいな」
「…残念だけど、価値あるメッセージはここにはないわ」
「伝えにくいことばかりなんだよ…」

それもそのはず、仕掛人のFacebookのメッセージには「お前はサルだ」「アフリカへ帰れ」「臭いお前はリトアニア人が嫌がる」。もちろん、この社会実験のために用意されたモノとはいえ、汚い言葉だらけ。

それでも内容を教えて欲しいと懇願する仕掛人に、何人かは意を決して文面を読み上げます。そして「very sorry…(ごめんなさい…)」。

仕掛人に内容を伝えるべきか、そうでないのか。内面で揺れ動く心の葛藤が、彼らの表情に浮かび上がる様子に、あなたはいったい何を感じますか?
あまりにも手軽に周囲と繋がってしまう時代だからこそ、気づかぬうちに言葉をないがしろにしてはいないか。実験が伝えようとしている本質は、まさにそのことでした。

Reference:Lietuvos žmogaus teisių centras

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